決戦の地は京都大学。
100周年時計台記念館が晴れ舞台です。
受付をすませ、控室に向かいます。
うちわ?季節はずれですが、これは読みたくなった本に投票するための重要アイテム。
控室には他の出場者がやはり緊張の面持ちで待機しています。
「話しかけても大丈夫かな、友だちになってくれるかな~」と心配そうな牧野さんですが、
次の瞬間、明るく話しかけている彼女の声が聞こえます。
あっという間に友だち作っちゃった!これには驚きました。この行動力。大物の予感。
まずは準決勝から。
ワタシができることは何もありません。大学から来てくれた図書館のYさん、Kさんとともに見守るのみ。
準決勝は30人の出場者を6人ずつ5つのグループに分け、グループで1名の決勝進出者を選びます。
5分のプレゼンテーションに2分の質疑応答。
プレゼンや質問を聞いているだけで、本好きの血が騒ぎだします。すごーく楽しい。
牧野さんは5番目。パフォーマンスは今まで見た中で最高でした! いやあ、良かった。
投票は自分が読みたくなった本にうちわを掲げます。
身内や知り合いに投票が偏るかと思いきや、本好きは自分にウソをつけません。
なんとなんと、見事に決勝進出を勝ち取りました。これはすごい。
決勝は大ホールでおこなわれます。常大でいうと、たちばなホールよりも一回り小さいくらいでしょうか。
決勝の前にゲストによるトークライブ。
真鍋かをりさんが、あんなに顔が小さくて、スタイルがいい人だとは思わなかったっけ。
頭の回転の良さにすっかりファンになりました。
さていよいよ決勝。
決勝進出者は全部で5名。全員女子で1年生が1人、あとは2年生。
常連の大学が多い中、初出場にして決勝進出は快挙といっていいでしょう。
牧野さんのプレゼンテーションは2番目です。
ちょっと緊張してるかな?? 無理もありません。でも凛々しく、声も張れていました。
カッコ良かったですよ。
決勝はインターネット配信されていたので、友人や大学職員さんなど多くの人が見てくれていたようです。
会場も熱気を帯びてきて、投票のためのアイテムにすぎなかったうちわがないと暑すぎるほど。
優勝は1年生。牧野さんは惜しくも選外でした。でも全国で5位入賞。すばらしすぎる結果です。
しかし楽しかったですね。
普段自分が目をとめないジャンルの本を知ることができるのもビブリオバトルの魅力ですが、
好きな本について熱く語り合う心地よさはしばらく忘れていたものでした。
年末年始は本を読もう~っと!
牧野さん、本当にお疲れさま。そして応援してくれた人たちもありがとうございました。
来年も全国大会、行きましょう!
(A.I)