さる2月23日、今年度をもってご退職される、われらが西尾学科長の最終講義がおこなわれました。
当日は、3号館3302教室(252名収容できる教室。ここより広いへやとなると、もはやたちばなホールだけ)がぎっしり。在学生のみなさんもたくさん参加してくれましたが、卒業生のみなさんも、各年度の幹事のみなさんを中心に声をかけてくださって、たくさんの方が参加してくださいました。これだけ超満員の授業はめったにありません。みなさん、ご参加くださりありがとうございます。
当日は中川教育学部長もご参加くださり、冒頭ごあいさつをいただきました。
最終講義のテーマは、「『臨床心理的地域援助』について考える」ということで、静岡においでになる以前、愛知(名古屋)にいらっしゃる時にかかわっていたお仕事をはじめ、本学に赴任される前にたずさわっていたお仕事、とくに現在も続けていらっしゃる(!)という地域活動とのかかわりについてお話しくださいました。
お話の中身もこれまで知らなかったことばかりで驚きましたが、なにより西尾先生の授業では初(かしら?)プレゼンテーションソフトを用いたお話、それに、先生の若いころの活動されていらっしゃる際の写真にびっくりするやら。まさに、ここでしか聞けない貴重なお話でした。
ご講演終了後、大平先生より花束、杉本先生より記念品の贈呈がありました。また、卒業生からもお花や記念品の贈呈も。最終講義終了後も、西尾先生のところには、ごあいさつをしたいと卒業生が長蛇の列(写真撮り忘れた...)。西尾先生がみなさんから愛されていたのだな、と感じる、そんなひとときでした。
最終講義の準備をしてくださった関係の先生方、学生の皆さん、卒業生の皆さん、ありがとうございました。ご講義いただいた西尾先生、ありがとうございました。おつかれさまでした。
...ときれいにおわりたいところですが、後日A.I.先生から、「西尾先生を囲んで、教員全員の記念写真撮り忘れた~」とリクエストが。まったくそのとおりでした。そこで次の週、学科の会議の際に記念写真をパチリ(大平先生は別の会議のため、中座。大平先生すみません...)。
このメンバーによる心理教育学科もあと1月ほどです。
(T.Y.)
改めて・・・
返信削除西尾先生、心に染みるご講義を
ありがとうございます。
過日は、少々フライング気味のコメントで
失礼致しました <(_ _)>
もう一言お伝えしたくて・・・
重ねてのコメントお許し下さい。
「障がい者が地域で普通に暮らす」ことに
お力を尽くして来られた先生に
「やっぱり!」という思いで
感銘を受けています。
そこで思い出すのが
「幸せの太鼓を響かせて~INCLUSION」
というドキュメンタリー映画です。
そこで紹介されている、
ある施設の理事長の話。
「かつて長崎県雲仙市には
立派な入所施設があった。
ある日理事長はみんなに聞いた。
『今一番したいことはなんだ?』と。
みんなは言った『うちに帰りたい』
そこで理事長は施設を解体することを
決意した。
彼らが民間アパートなどを借りて
地域に出始めた当初、
町には反対運動がおこったが今では
町の人も優しく挨拶を交わしてくれる。
町で仕事に就き、家族を持つなど、毎日を
充実して送る仲間が増えた。」
“INCLUSION”・・・「包み込む社会」
という方向性を
西尾先生は、
いち早く実践されていたのですね!!