1999年度から2001年度まで、心理教育学科の前身である初等教育課程心理専攻の
主任教授をお務めになった内山武治先生が3月1日ご逝去されました。78歳でした。
体調を崩されたこともあって、本学にはわずか3年間の在籍でしたが、
たくさんの思い出がよみがえります。
赴任いただいた1999年当時、心理専攻は開設6年目。教員は全部で3名の時代です。
この年は心理専攻を創設した先生方も入れ替わり、
言ってみれば、「心理専攻 第2時代の始まり」でした。
ともすれば専攻の基盤がぐらついてもおかしくないときに
内山先生は主任の重責を担っていたわけです。
当時私は教員2年目、生意気盛りの29歳。
今思い返すと、通常の大学組織ではあり得ないほど
言いたい放題、やりたい放題の若手だったと思います。
それでも内山先生はいつも笑顔で、「そうか、そうか」と全てを許してくれました。
当時はその包容力を当然のこととして甘えるばかりでしたが、
中堅となった現在はそれがどんなに難しいことだったかを痛感しています。
こよなく煙草と猫を愛され、その独特のダミ声(すみません)と話し方で学生に人気がありました。
先生、これまでほんとうにありがとうございました。
どうぞ安らかにお休みください。そしてこれからも常葉の心理を見守ってください。
(A.I)
0 件のコメント:
コメントを投稿