2013年5月9日木曜日

前学科長 西尾先生ロングインタビュー(2)学科長に就任するまで その1

3月にご退職された前学科長 西尾先生との対談企画。しつこく第2弾をお送りします。今回は、学内学会報「ななかい」にも掲載した、学科長に就任するまでの経緯について、ロングバージョンをどうぞ。

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吉田 西尾先生がいらっしゃってから、まるっと9年ですか?
西尾 ええ、9年。
吉田 とすると、心理専攻の10期生が入学してきた年に、西尾先生がいらしたってことになりますか?
伊東 いや、学科と一緒。
吉田 あれ、学科と一緒でしたっけ?
西尾 一緒ですよ。
伊東 だって学科ができるもんで、人が必要になって。
西尾 そうそう、それで(常葉に)来た。
伊東 それでいいですよね?
西尾 私と、(鈴木)伸子さんとね(注:以前在籍されていた、鈴木伸子先生)、ホテルでシンポジウムやって。(注:心理教育学科開設の前年、ホテルアソシア静岡で行われた、開設記念シンポジウムのこと)
伊東 あーそうですそうです。それが2000年。それが
吉田 (来る)前の年ですよね?
伊東 来る前。だから順を追って言うと。昔の手帳持ってきたんですけど(と言って昔の手帳をめくる)。私が初めて会ったのが、2003年の2月20日なんですよ。
吉田 2003年の2月?要するに
伊東 2002年度。
西尾 じゃ(心理教育学科開設の)1年前?
伊東 そうです。
西尾 そんなに早かったっけ?
伊東 学科ができる1年前ですね。だから2002年度。
吉田 じゃちょうど2月20日過ぎちゃいましたね。(注:インタビューは2月27日に行われた)
伊東 うんそう、そうだね、ちょうど10年?10年と一週間くらい。
吉田 そうですね。
伊東 で、(午後)3時半に(以前在籍されていた)吉田直子先生と、(西尾先生が当時勤務されていた)溝口病院に行きました。
西尾 そうそう。それは覚えてます。
伊東 二人で行って。で、西尾先生のお名前は聞いてたけどお目にかかったことはなくて。どんな先生かなって思いながら行ったら、やっぱ今と変わらずおしゃれで。
西尾 そう?
伊東 あのー、三つ揃えっていうの?きっちり着て。ベストも。
吉田 はいはい。
西尾 あ、そう?あ、2月だからね。冬ですものねえ。
伊東 うん、それで今まで私あんまり臨床家でそんなにおしゃれにスーツをきちっと着てる先生って会ったことがなくて。だいたい白衣よれよれの人ばっかだったので(笑)
吉田 はっはっは(笑)
伊東 なんておしゃれな先生だと思って。でね、結構一目で私好きになっちゃったんですよ。あ、変な意味じゃないですよ(笑)
西尾 あそう?
伊東 で、ああ、この先生なら、やっぱり初代学科長としてぜひ来てほしい、って言って。ただその時は、先生、断ったんですよ。
吉田 あ、最初のとき?
伊東 うん。
西尾 そうでしたっけ?
伊東 断りました。
西尾 あー、それは、うーん。
伊東 覚えてます?
西尾 うーん、いや。
伊東 覚えてないですか?「いやもう僕なんかね、年だからだめで。ほかの人を」って、ほかの人を紹介したんですよ。一回断られたんです。で帰り道に、吉田直子先生と、いややっぱりこう、なんていうの、諸葛孔明のように、こう・・・
吉田 三顧の礼?
伊東 三顧の礼で。やっぱりね、心理は断られても(頼むという伝統が)。北條先生もそうなんですけど、
西尾 ええ、ええ
伊東 生理心理学の非常勤を(お願いするときに)、3回くらい断られても(お願いしに)行ったっていうのがあったので、三顧の礼で、じゃあもう1回行こう、っていうふうに(なって)。そうしたら、このへん記憶があいまいなんだけど、西尾先生からお電話をいただいて、「いやじゃあそういうことであれば、受ける」と。たぶんご家族と相談したら、お嬢さんとかからすすめられて、やりなさいって(言われたのかな)。だから2回目はね、たぶん行ってないんです。もう行く気満々で。
西尾 ふうん
伊東 オーケーしてくれるまで行ってやるみたいな感じで直子先生と話してたら、「なんかオッケーの電話きたわよ」とか直子先生に言われて。
西尾 ああそうですか。いや、あのね、(専攻当時在籍されていた)増田先生と吉田(直子)先生はね、名古屋の(大学の)知り合いでね。
伊東 うん
西尾 で、増田先生と私は、昔から一緒だったんで、だからここへ、非常勤で(以前)来たんですよね。
伊東 あー、最初のころですね。
西尾 そう
吉田 西尾先生がですか?
伊東 専攻の(頃の話)ね。
吉田 あ、そうなんですか。
伊東 心理専攻の2期生3期生あたりは知ってる。
西尾 そんなことはあったんですけどね。
吉田 こことの最初のつきあいは、じゃあ集中講義だったんですか?
西尾 集中講義だったかな、まあいわゆる非常勤でね。
吉田 じゃあ、学科長をって言ったときに、最初に直子先生が西尾先生はどうだろう?っていう感じだったんですか?
伊東 うーん、なんとなく、そういう流れだったと。
西尾 ね、そういう
伊東 そういう流れだったと。
西尾 私、増田先生、吉田直子先生、そういうルートでね。直子先生とは全く初対面。
吉田 直接は(吉田直子先生と)お会いしたことはなかったんだけど、それこそ増田先生が間に入った形で。
西尾 そうそうそう、で非常勤に来てたということもあってね。
伊東 そうそうそう
西尾 でもう1つはね、向こうの病院が一仕事終わって、まあ若い連中がおおぜい集まったしね、そろそろね、もういいじゃないかなっていうそういう感じが出てきてね。それじゃあっていうようなことでね。

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まだまだ続きます。次回は学科長に就任するまで その2 です。

(T.Y.)

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